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2025年7月16日水曜日

クライミングに特化したNOゲーム応答セルフワーク

 了解しました。以下に、あなたの体験と分析をベースにした、クライマーの場面に特化した「NOゲーム応答」トレーニングワークを構成しました。


🧗‍♀️ NOゲーム応答トレーニングワーク

― 「自己責任=無責任ゲーム」から自分を守るために ―


【STEP 1】ゲームのパターンを見抜く

Q1. 「自己責任」と言われた具体的なフレーズは?

(例:「それ、あなたが選んだビレイヤーでしょ?」)

Q2. その言葉の裏にあった《隠されたメッセージ》を感じ取ってみてください

(例:「だから全部お前の責任」/「私は関係ない」)

Q3. そのとき、自分がどんな気持ちになった?

☑︎ 怒り
☑︎ 混乱
☑︎ 無力感
☑︎ 自責
☑︎ その他:


【STEP 2】感情に巻き込まれず、事実に立ち返る

Q4. あなた自身が実際に行った準備や努力を書き出してください(A自我を活性化)

  • ビレイ講習:

  • クライマーの技量の確認:

  • 装備の確認:

  • 事故回避のためにとった工夫:

Q5. 逆に、相手(加害的言動をした人/ビレイヤー/同行者)はどんな情報を提示しなかった?

  • 例:「ビレイ未経験だった」「リード経験がなかった」「5.12登れると虚偽の申告をした」


【STEP 3】NOゲーム応答のフレーズづくり

以下のテンプレに自分の言葉を入れて完成させてください。


🔸状況A:「それ、あなたが選んだビレイヤーでしょ?」

✅ NOゲーム応答例:

「ええ、選びました。ただし、彼の技量や経験については提示された内容に基づいて判断しました。実際にはビレイ未経験だったことは、私に責任転嫁できる範囲を超えています」


🔸状況B:「落ちなければ、ビレイヤーいらないでしょ?」

✅ NOゲーム応答例:

「登攀には常にリスクが伴います。そのリスクを補完し合うのがクライミングのパートナーシップの前提です。ビレイヤーの存在は保険ではなく、基本構造です」


🔸状況C:「このボルト、自己責任でしょ?」

✅ NOゲーム応答例:

「ボルトの安全性評価は重要ですが、ペツル刻印つきの40年物アンカーを登攀中に確実に見抜くのは困難です。あれを“見抜けなかったあなたが悪い”というのは、構造的リスクの隠蔽です」


【STEP 4】あなた自身の「NOゲーム応答」をつくろう

相手のセリフを想定し、それに対するあなたのA自我からの応答を考えてみましょう。

相手のセリフ あなたのNOゲーム応答
例:「だって、その人について行ったんでしょ?」 「はい、ただし“経験者です”という申告と5.12の実績を信じました。自己申告が事実である前提で選んだのです」

(実際にあなたが言われた言葉を入れて練習してください)


【STEP 5】反応パターンを選び直す

「ゲームに巻き込まれそうなとき、自分が取りがちな反応」と、「今後選びたい応答」を比較しましょう。

状況 これまでの反応 今後選ぶ応答
相手に責任をなすりつけられたとき ショックで沈黙/自己反省/怒りを飲み込む 「そうは言われますが、状況をもう一度整理しましょう」などの中立返答
経験を軽視されたとき 「でも私はちゃんとやったのに…」と説明を重ねて疲れる 「私は準備しました。それでも不測の事態はあります」

🧭 補足:NOゲーム応答のマントラ(自分に向けて言う言葉)

💬「私は正当な範囲で判断し、努力していた」
💬「責任を押しつけられる必要はない」
💬「感情的に巻き込まれる必要はない」
💬「私はこのゲームには参加しない」


✅ 最後に:NOゲーム応答とは?

  • 自己否定せず、相手も攻撃しない

  • 責任の境界線を明確に引く

  • 冷静で、事実ベースの、尊厳ある返答

これは「我慢する善人」から「尊厳ある大人」への大きな一歩です。


ご希望があれば、この内容をPDFテンプレートに整えることや、印刷用に整形することもできます。必要ですか?

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